なないろでは、こころとからだの両面から一人ひとりのお子さまを我が子のように慈しむという思いを大切にしております。それは常に子ども主体であるということ、どんなに幼くても心や思いを持つ「人」として尊重するという観点から成り立っています。
保育園の役割はお子さまを預かる、ということだけではありません。弊園ではお子さまの子育てはお父様お母様が中心となって向き合うことをサポートしています。乳幼児期は、特に母親との関わりはかけがえのないものであり、全ての人間関係はここから生まれると考えています。ご家族の惜しみない愛情が子どもの心を支え、自信をもって社会に飛び立つ力を育ててくれます。ご家族の強い絆があってこそ、お子さまの健やかな成長が保証されると言っても過言ではないでしょう。全てのお子さまの成長の基本はご家庭にあるということをご理解頂けるよう、常にお伝えしています。
もちろん私たち自身の努力も不可欠です。なないろの保育とは、子どもたちの思い、行動の真意を感じ取りながら見守ること。時にはしっかりと導きながら伝えること。何を助け、どこが頑張れるのかを見極めること。たくさん褒め、たくさん抱きしめ、言葉だけでなく、触れ合いや表情の関わりを大切に保育を行っています。
子ども達をより良い環境の中で心豊かに育てるためには、まず私たち自身が保育という仕事を楽しみ、努力し考える姿勢を見せること。子ども達の感性を育むために、私たちが心豊かに接していくこと。そんな姿を見ながら子ども達も力強く育っていくことを望んでいます。
保育目標の「思いやる心」「我慢する力」は保育指針の改定により、ようやく注目され始めた非認知能力に繋がり、人としてベースになる大切な資質です。スタッフ全員が子どもの「こころとからだを育む」という責任の重さを喜びとして日々邁進して参ります。どの子もみんな、我が子のように思いをかけながら。