園の近くの自家農園は、自然と触れあえる大切な遊び場。土や風、草木や太陽の下で子どもたちは心と体をリラックスさせ、豊かな感受性を育みます。友だちや先生と一緒に作った季節の野菜は、毎日の給食となって健康な体をつくります。自分たちの手でつくった野菜は、食べたときのおいしさもひとしおです。

見て、触れた経験は、一生心に残ります。種まきから収穫まで、春夏秋冬の作業を通じて土の温かさや感触を味わい、季節の変化を肌で感じ取ります。「野菜は生きているからやさしくするんだ」と子どもの声。野菜（食品）を「いただく」意味を学びます。

「野菜を全然食べてくれなくて…」というお子さまが、野菜づくりや園での給食を通じて野菜が大好きになることも。大きなさつまいもの収穫など、お友だちと力を合わせなければできないこと。みんなで一緒に取り組む楽しさ、植物が育つ仕組みや過程、自然の生き物の様子など、様々な学びの場になっています。